委員会活動 【Vol.145冬号:医療安全ミニ情報】ワンポイント・アドバイス

【Vol.145冬号:医療安全ミニ情報】ワンポイント・アドバイス

医療における情報の安全管理

医療に関わる全ての行為は医療法等で医療機関の管理者が責任をもっておこなう事が求められていますが、医療に関する情報も同様の取り扱いをしなければいけません。このことから、収集・保管・破棄を通じて刑法等に定められている守秘義務、個人情報保護に関する諸法及び指針の他、診療情報の扱いに関わる法令、通知、指針等により定められている要件を満たすために適切な取り扱いが求められています。
故意及び重過失をもって、これらの要件に反する行為を行えば刑法上の秘密漏示罪で犯罪として処罰される場合がありますが、診療情報等については過失による漏えいや目的外利用も同様に大きな問題となり得る事があります。そのような事態をおこさないためにも、情報に関わる全ての医療従事者は適切な管理をする必要があります。

情報漏えい事例

パソコン盗難

筑波大附属病院の大学院生が学外で盗難被害にあったもので、被害にあったノートパソコンには患者など165人分の個人情報が保管されていたという。氏名や年齢・手術日・病名の略号・手術や術後経過記録に関する情報などが含まれる。

コンピューターウイルス感染

香川医大附属病院で約250人の患者情報が保管されていた職員のパソコン1台がコンピューターウイルスに感染していた。外部への流出は確認されていない。

深刻な医療業界の情報セキュリティー

業界別個人情報漏えい件数で医療業界は上位の常連となっています。多くは人為的ミスによるもので、特にUSBメモリを介する事例が多く発生しています。
では、どうすれば情報漏えいを防ぐ事ができるのでしょうか?

①持ち込まない持ち出さない

  • USBメモリなど外部記憶媒体は原則使用禁止
  • 個人情報が入ったデータは持ち出し厳禁
  • 外部データの取り込みは専門部署がおこなう

②自宅でのセキュリティーに関心を持つ

  • 自宅のセキュリティー環境を見直す
  • アンチウイルスソフトを使用する

③個人情報に触れているという意識を持つ

  • 業務内容・個人情報をSNSに投稿しない
  • ネット上に写真や文章を投稿する時は、悪意を持った不特定多数が見ている事を忘れない!

知っているようで知らない、わかっているようで、本当はわかっていない個人情報保護法。少し、わかっていただけたでしょうか?簡単に患者さんの情報を目にすること、手にすることができる私たちですが、大切に管理することを心がけましょう(*^。^*)

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(文責 佐々木寿)

パソコン盗難

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