看護職を目指す皆さま子ども向けページ「看護職ってなぁに？」
「看護職」とは、保健師、助産師、看護師、准看護師の資格を持った人のことを言います。
資格を取るためには、国家試験や都道府県の試験に合格しなければなりません。
専門的な知識や技術を生かし、いろいろな場所で活躍しています。
看護師ってどんな仕事？
- 患者さんの血圧や脈を測って異常がないか観察をします。
- 病気やケガをした患者さんの身の回りのお世話をします。
- 病気やケガで苦しんでいる患者さんの気持ちを聞いて、不安や悩みを軽くします。
- お医者さんから言われたお薬を注射したり、正しく飲んでもらったりします。
※准看護師は看護や診療のサポートを行う職業です。准看護師になるには都道府県知事が発行する免許が必要です。免許を取得するための試験に挑戦するには、准看護師の養成学校に進学し2年間、必要な知識・技術を身につけなければなりません。
どうやって看護師になれるの？
大学、または3年以上の専門的な勉強をしたあと、看護師国家試験に合格すると看護師として働くことができます。
このほか、都道府県知事免許の「准看護師」があります。准看護師は看護師学校養成所(2年)を修業することにより、看護師国家試験受験資格を得ることができます。
※1 保健師・助産師の教育プログラムがある大学では、看護師に加えて保健師・助産師の国家試験受験資格を得ることができます。
どんなところで働くの？
病院や診療所、訪問看護ステーションや介護・福祉などの施設などさまざまな場で活躍しています。
やりがいは？
- 患者さんに「ありがとう」や「あなたがいてくれて良かった」などの言葉をもらえること。
- 治療が終わって退院する患者さんの、うれしそうな顔が見られること。
保健師ってどんな仕事？
- 地域の人たちが健康に過ごすためのサポートを行います。
- みんなが病気やケガをしないように手助けをします。
- おじいちゃんやおばあちゃんがいつまでも元気でいられるように健康や食事の指導をします。
どうやって保健師になれるの？
1年以上の専門的な勉強をしたあと、保健師国家試験に合格すると保健師として働くことができます。ただし、看護師国家試験にも合格していなければいけません。
※1 保健師・助産師の教育プログラムがある大学では、看護師に加えて保健師・助産師の国家試験受験資格を得ることができます。
どんなところで働くの？
保健センターや保健所等、子どもからお年寄りまで健康に生活できる地域づくりに向けて活動しています。
やりがいは？
- 健康に不安があるひとにアドバイスをすることで、その人が食事や運動に気を付けたり、病院できちんと治療をしたりするなど、地域の人たちがすすんで健康に気を付けているのを感じたとき。
- 赤ちゃんからお年寄りまで、健康診断や相談をすることで、長い間つながることができ、みんなが元気で楽しく暮らせるよう、お手伝いができていると感じるとき。
助産師ってどんな仕事？
- お母さんのお腹に赤ちゃんができた時から生まれるまでアドバイスを行ったり、お産のお手伝いを行ったりします。
- 赤ちゃんを育てていくのに悩んでいることを聞いてアドバイスをします。
- 赤ちゃんが欲しいお母さんやお父さんの相談にのります。
どんなところで働くの？
病院、クリニック、助産所、看護学校、保健所などが主に活躍する場所です。
どうやって助産師になれるの？
1年以上の専門的な勉強をしたあと、助産師国家試験に合格すると助産師として働くことができます。ただし、看護師国家試験にも合格していなければいけません。
※1 大学専攻科の入学資格は、大学卒業者です。
※2 保健師・助産師の教育プログラムがある大学では、看護師に加えて保健師・助産師の国家試験受験資格を得ることができます。
やりがいは？
- 赤ちゃんが生まれる瞬間をお母さんや家族の人と一緒に喜べること。
- 赤ちゃんが元気に育っていくお手伝いができること。
