看護協会について活動内容
活動指針
本会は、公益社団法人日本看護協会との連携のもと、保健師、助産師、看護師及び准看護師が教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図るとともに、安心して働き続けられる職場づくりを推進し、あわせて社会の変化に対応した看護の提供により、人々の健康な生活の実現に寄与することを目的としています。
主な活動
本会は、「活動指針」の目的を達成するため、愛媛県内で以下の事業を行っています。
- 1
教育並びに看護業務の開発等、看護の質の向上に関する事業
- 2
看護職の労働環境等の改善及び福祉の向上に関する事業
- 3
県民の健康及び福祉の増進に関する事業
- 4
施設の貸与に関する事業
- 5
会員の相互扶助・福利厚生事業等
- 6
その他本会の目的を達成するために必要な事業
令和6年度 重点政策・重点事業
愛媛県は、少子高齢化、人口減少、生産年齢人口の減少が進行しており、医療・看護の提供に関して、2040年を見据えた地域医療構想や医療計画が見直されている。また、看護ニーズの多様化により、あらゆる場で看護職の専門性の発揮や役割拡大が求められている。このような状況において、地域のニーズに応じた看護を提供していくためには、地域課題の整理、地域連携強化、地域を支える看護職の質・量の確保等が大きな課題である。
本会は、「看護の将来ビジョン~いのち・くらし・尊厳をまもり支える看護」(2015年日本看護協会公表)の実現を目指し、看護を取り巻く課題解決に取り組んできた。令和6(2024)年度は、これまでの取り組みを強化すると共に、「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」(2023年改定)を踏まえた看護職の質・量の確保を推進し、地域のニーズに応じた看護が提供できるよう課題解決に取り組む。
1.全世代に対応する地域包括ケアの推進
- 地域における健康課題達成に向けた活動の推進
(認知症地域支援、障がい者・子育て支援、生活習慣病重症化予防等) - 保健・医療・福祉、教育機関との連携による、在宅療養者(児)が安心して暮らせる環境づくり
2.看護職が働き続けられる就労環境の改善
- 持続可能な働き方の実現に向けた勤務環境改善の推進
- 地域に必要な看護職確保・定着の推進
- 看護の専門性を発揮するタスク・シフト/シェアの推進
3.看護専門職の人材育成及び役割発揮の推進
- 看護職のキャリア継続支援
- 新人看護職員の育成
- 看護管理者の育成
- 特定行為に係る看護師の育成と活用
- 医療安全を推進する人材の育成
- リソースナースの育成と活用
- 生涯学習ガイドラインの普及と活用
4.地域の健康危機管理体制の構築
- 災害支援に係る人材の育成
- 新興感染症及び災害時の看護支援体制の整備