研修会開催報告エンドオブライフ・ケア ~死を前にした人にあなたは何ができますか~【南予】(2022年11月6日開催)
2022年11月14日
研修会名 | エンドオブライフ・ケア~死を前にした人にあなたは何ができますか~【南予】 |
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開催日時 | 2022年11月6日(日曜日)13時~16時 |
講師 | 医療法人清友会 清水医院 エンドオブライフ・ケア愛媛代表 宇田 真記 先生 |
場所 | 大洲市総合福祉センター 2階 研修室 |
参加者数 | 15名 |
内容
人生の最終段階で求めることは、本人・家族・関わる人が穏やかであることである。多死時代に備えて、人生の最後までその人らしい生活ができるように支えあう必要がある。希望と現実の開きが苦しみであり、それは個々によって多様である。苦しむ人への援助と課題として
- 援助的コミュニケーション
- 相手の苦しみをキャッチする
- 相手の支えをキャッチする
- どのような自分であれば相手の支えを強められるかを知り実践する
- 自らの支えを知る
具体的な聞き方の方法として、反復(相手のメッセージを言語化して返す)、沈黙(相手の心の準備)を用いて、聞き役、患者役、観察者3人一組でロールプレイを行った。
報告・感想
講義では、自分が患者にとって「分かってくれる存在」になるためにはどうすればよいのかということを学び、ロールプレイでは、実践に近い形でより学びを深めることができた。意識しながら行う反復や沈黙の難しさを体験できたと思う。
少人数の研修だったので、講師の宇田先生とファシリテーター6名の皆様が受講生の中に細かく入ってくださった。ロールプレイの様子や発言内容から、受講生のみなさんの熱心さも伝わってきた。
最後に、エンドオブケア学会や書籍の紹介もあり、次につながる学びの方法も示していただけた。